今月の14日、関東甲信越地方で梅雨入りしました。僕は、今日本に一時帰国しています。福島の山の中、トタン屋根に落ちる雨の音を聞きながらこの原稿を書いています。
皆さん、雨の日のライドはどうしていますか?レース、トレーニング、通勤、ホビーライド...自転車に乗る目的は様々でも、雨の日でも自転車に乗っている人もいると思います。
それぞれ乗り手の環境によって装備、乗り方、乗りものが変わってきます。例えばベルギーでプロとして走っていた時は、雨の日の練習は最大2時間が基本でした。意外と少ないと思われた人もいるかもしれません。
ベルギーは雨の国(...と言われているかは分らないけれど)、雨が多いのは事実。そんなベルギーで、180km前後のレースに週2~3回、年間80レース前後参戦していたので、雨の中を走るのは慣れていた。けれど、普段のトレーニングで体調を崩すのは嫌だったので最大で2時間だったわけです。
しかし、レース数が少ない日本ではそんな事を言ってはいられません。雨の中でもトレーニングしていたのですが、雨の中、いかに快適に走れるかを考えていたので、ワンタッチどろ除け、冬用のアンダーウェア、ウィンドテックスのジャケット等々、実際に雨に打たれて走っているときの装備は、+5kg以上あったと思います。しかし、レースで雨が降った時は快適よりもスピードを求めなければいけません。ここで、雨天時のレース参戦時のウェアについて下記に記してみました。
1.寒くないこと。
*寒くて身体が動かなくなっては「気合い」だけでは乗り切れません。
2.雨で水を吸っても重たくならないこと。
*意外と皆さん気にしていないようですが、多くの長袖ウェアは半袖ウェアより厚めの生地で製造されています。そこに水を吸わせたら、あっという間に2~3kg分の水を吸収してしまいます。+2~3kgで登りでのアタックに、反応したりする事を想像するだけで身体が重たく感じますね(笑。ですから、薄めの生地の半袖ウェア+アームカバーで対応します。もちろんアンダーウェアも春~秋ものの薄手のものを使います。
3.空気抵抗を最低限にとどめること。
*レインコートは、たいていの場合、皆さん大きめのサイズを買っているともいます。もちろん、ホビーライドや通勤で上着の上から着る事を考えればそれは正解です。しかし、レースで着用する事を考えると2)で言ったとおり半袖ウェアに着る事がメインですから、ワンサイズ小さいものを選んでいました。そうする事で、空気抵抗を減らす事ができます。また、空気抵抗を減らす目的で、レインジャケットの袖を切ったり、アンダーウェアと半袖ジャージの間に、胸からお腹のあたりにビニールのシートを1枚入れるだけで随分と寒さを防ぐことができます。
雨の中、寒くならない事を前提に、できるだけ薄手で走るという事は、矛盾しているようですが、機能的なウェアと工夫次第で、それは実現可能です。ここでは、雨のレース参戦時のウェアについて記してみましたが、通勤やホビーで乗っている方も参考にしていただいて、日本の梅雨を乗り切ってください!