この度、エアロ・アズールでは、Team Eurasia-Museeuw Bikesをスポンサーさせていただく事となりました。今後、こちらのコラムで、若手選手の活動内容を皆さんにお届け致します。是非、応援を宜しくお願い致します!
「vol.4 : チーム ユーラシア ベルギーでのレース 文/竹之内 悠」
今年前半の僕のベルギー遠征は残すところ3週間。その3週間で7レースを走る事になっている。ベルギーに来てからは、1カ月で10レースほどのペースでレースをこなしてきている。選手によっては、体調不良やケガなどによって出られなかったレースもあるので、各選手のレース数の違いはあるけれど、ほとんどのレースを走ってきた僕にとってはこの調子でいけば、3ヶ月間で28レースを走ることになりそうだ。
日本にいると、このようなことは、まずありえない。これほどの数のレースが開催されていない。ベルギーだからこそできること。この環境にいれることに感謝して、そしてこの環境で自分の成長を遂げたいと思っている。
ベルギーに来て、初めの2カ月間のベストリザルトは11位だった。しかも、第2集団ゴールでの11位。トップ集団にいて、取った結果ではなかった。それに11位を取ったこと自体にも実感がなかった。気がつけば11位だっただけだった。その後はいつも20位前後の結果しか残すことができなかった。しかし、遠征を残すところ1カ月を過ぎた最近、ようやくベストリザルトを更新することができた。VELDEGEMというレースで10位に入ることができたのだ。この時のレース展開はトップ集団8人で残り、30kmほどを逃げた。トップ争いに少しの間だが、参加することができた。
ベルギーに来て、いつも勝ちたいと思ってはいたけれど、その本当に勝てるかもしれない舞台に立ったとき、何と表現したらいいのだろう・・・。その状況に対しての対処の方法が全くわからなかった。頭ではイメージできていたつもりだったけれど、それをいざ実行しようとしたら、どのようにすればいいかわからない。レース中に、本当の意味での勝つための準備ができていなかったことに、自分の頭の片隅でそれを理解した。そして、同時にラスト1周のところで先頭集団からちぎれてしまい、残り1周を追走してきた2人に合流し、走り切り、なんとか10位でゴールすることができた。間違いなく、ベルギーに来て一番つらいレースだった。けれど、同時に、一番次につながるレースをできたと思う。
10位に入ったそのVELDEGEMのレース以来、ようやく本当の意味での勝ちたいという気持ちが湧いてきたし、勝つイメージができるようになった。残り7レース。どうにかして勝ちたい。トップ争いができる場にもう一度、立ちたい。勝った時の喜びの気持ちは表現のしようがないほど気持ちいい。ベルギーに来てレースをしているなら、この貴重な場所でその気持ちを味わいたい。きっと、ヤバ気持ちいいに違いない!残り3週間を今まで以上に全力で臨みたい。